高次の月と呼ばれるキロン。蟹座〜乙女座まで。

こんばんは。

高次の月キロンのシリーズ、今日は蟹座〜乙女座までです。

ところで、人が他の人を非難したり、悪く言ったりしているのを聞いていると、その人の傷のようなものが見えてきます。

キロンはその人の持つ傷の中の一番奥深くに眠るものを表しますが、日常で起こる小さな傷を1つ1つ丁寧に扱っていけば、非難や悪口をその人の欲する在り方へ向かっていくターニングポイントに変えられるのではないかと思います。

例えば、仕事が忙しく休む暇もないと思っている人が、近くにいる同僚の働きぶりがのんびりしているように見えてイライラしているとします。

その時その人の中で起こっているのは、「忙しくて休んでいる暇もない、早く休みたい。」という気持ちです。

その人は、休みたい気持ちを抱えているにもかかわらず、自分に休みを与えることが出来ません。

自分に休みを許可しない代わりに、他の人と比べてイライラします。

自分で休憩をとることを許可していれば、目に見える近くの同僚がゆっくりしていたとしてもあまり気にならないでしょう。

自分の幸せや心の平安は、自らに対して差出せるものです。イライラしたり、人を非難したくなった時は、どうしたら気持ちよく過ごせるかを考えてみましょう。

前置きが長くなりましたが、本題に入っていきますね。

蟹座のキロン…養われることや育てられることについて、または養うことや何かを育てることについての傷を持ちます。家族や友人に絶え間ない支援やサポートを要求したり、身の回りの安心や安全について過度に守ってもらおうとするところがある反面、そう言った対象を見つけて世話を申し出たりします。根本的な生存欲求を満たし、自助努力をしていくことで、傷が癒えるでしょう。

獅子座のキロン…獅子座のキロンは、自分が特別であることや、自己価値について傷を持ちます。周囲から認めてもらえないのではないか、という潜在的な恐れを持ちやすく、周囲に認めてもらうための行動や言動が多くなる傾向があります。人へ認められることに自己価値の基準をもつのではなく、自ら自分を認め、信頼し、愛することに開いていくことで、恐れを乗り越えていきます。

乙女座のキロン…乙女座のキロンは、分析的に物事を判断することや、人へ奉仕すること、また健康に関する傷を持ちます。本当の奉仕というのは、他者だけが満足するものではなく、奉仕をすることによって、奉仕する側も受ける側も両者が満たされることをいいます。どちらかに偏ったものではなく、調和的奉仕はどのように生まれるか試行錯誤する中で傷を癒していくでしょう。



tsukino-michiru

月を生活に生かして、あなたらしい暮らしをつくりだす

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