占星術において太陽は複数の顔を持つ。

こんばんは。

今日は、天動説と地動説のお話です。

はるか昔、紀元前4世紀のアリストテレスの時代からコペルニクスの登場する16世紀まで、地球は宇宙の中心にあり、まわりの天体が動いているという天動説(地球中心説)が信じられてきました。

その後コペルニクスが、太陽は宇宙の中心にあり、地球を含む他の天体は太陽の周りを回っているという地動説(太陽中心説)を唱えるようになってからは、世間では地動説がスタンダードになっていきました。

占星術の世界では、今でも天動説が使われています。それは、万人に対して通り一遍の変わらない太陽を中心に置くのではなく、一人一人違った太陽であっていいというメッセージなのではないか、と思うのです。

逆に言えば、一人一人違った太陽を生きることで、太陽は複数の顔を持つ完全体となる、ということです。

ホロスコープの中心が地球であるということは、太陽に対して一元的な存在でなくてもいいと許しているとも言えます。

ホロスコープ上の太陽の位置するハウスは、太陽を発揮する場所、サインは太陽を発揮する事柄であると考えられます。

ハウスとサインについては、また後日お話しすることにしますね。

tsukino-michiru

月を生活に生かして、あなたらしい暮らしをつくりだす

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