2020年6月6日射手座満月。個の喜びと社会とのバランスを取る。
こんばんは。今日は4時14分に射手座で満月を迎えました。
今日の満月は、太陽の昇る位置である東の地平線(アセンダント)に双子座にある金星と太陽が合(コンジャクション)で、射手座にある月と180度(オポジション)となっています。
アセンダントは双子座11度で、アルデバランと呼ばれる恒星にあり、アルデバランは紀元前3000年ごろからペルシア人によってロイヤルスター(王家の星)と呼ばれる富と名声の星の一つにです。
反対側にあるディセンダントには、同じくロイヤルスターの一つであるアンタレスがあります。
アンタレスは、蠍座の心臓部にあり、火星に対抗する星とも言われるほど、強靭な強さを誇ります。蠍座の支配星は冥王星ですが、冥王星が見つかる前までは、蠍座の支配星は火星とされてきました。
火星は戦う星で、攻撃性も表しますから、世界中で新型コロナウィルスの拡大による外出制限から、個人としての喜びや楽しみ、これまで普通とされてきたことやものが失われたことで、それらに対しての欲求が高まり、各地で暴動や争いが起こっているのは、満月の意味するところかもしれません。
1ハウスに金星、太陽、7ハウスに月があり、10ハウスに火星と海王星、ケレスが位置して、それぞれ90度の角度をとっています。
金星は、喜びや楽しみ、太陽は使命や顕在意識、社会に打ち出す自分を表します。また、月は感情を表す天体。
個としてのアイデンティティや喜びを感じるために、個の周りにある社会に感情表現する満月と言えます。
10ハウスの火星に海王星が重なっているというのは、個人的にも社会的にも癒しを求める欲求が強くなっていると考えることができるでしょう。
癒しというのは、内側に一度深く入っていき、それと同化することなしには訪れません。また90度の角度には、片方に偏ればもう片方が成り立たないことも表すので、どれか一方に偏ることなく、バランスを取らなくてはいけないということです。
自らと社会や他者に対する感情のバランスをとり、そのバランスを取るための癒しに取り組むことで、新たな使命への道筋を作ってくれることでしょう。
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